フラメンコショ-
昨日、コスタ・ブラバからバルセロナに帰って来ました。
スペインといえばフラメンコですが、ここバルセロナではフラメンコは全く根付いていないのですね。
やはり北部より南部、アンダルシアに行けば本場のフラメンコが見れるということです。
ということで、フラメンコはどちらでもいいかなって思っていたのですが、ラ-ッキなことに本場のフラメンコを見ることできたのです!
彼女の娘さんが演劇関係のお仕事をしている関係で、ホアキン・コルテス率いる舞踊団のフラメンコショ-のチケットを手に入れてくれました。
彼はコルトバ出身のジプシ-の家系で世界で引っ張りだこなので滅多にバルセロナにも来ないそうです。
聞くところによると彼は10年くらい前に日本にも来たそうですね。
その当時は「世界一色っぽい男」と言われていたらしいです。
歴史の重みのある劇場にも驚かされましたが、前から7列目の指定席にも驚かされました!
さっきまで騒がしかった会場も開演のブザ-と同時に静まりました。
そして暗闇の中からステ-ジの真ん中に立っているダンサ-、ホアキンにスポットライトが浴びせられています。
全身黒のス-ツを装った彼が静かにタップを始めました。
まだダンスは始まったばかりなのに、なんか凄い物が伝わってきます!
そしてステップが「静」から「動」へと変わって行きます。
顔の表情は読みとることは出来ませんでしたが、彼のしなやかな体と力強いステップに、もう釘付け!
時には激しく、時にはもの悲しく・・・。
観客も大興奮! 彼がポ-ズを決めたときは歓声がドッと沸きます。
彼の踊りはバレエとフラメンコを融合して彼独自のスタイルを築きあげてるのでとにかくモダンでカッコイイ!
女性のダンサ-は彼のお目に叶ったダンサ-だと思いますが、この人達の踊りも彼に負けないくらい情熱的で情念が伝わって来ました。
こんなにも観客に情熱が伝わってくる踊りってフラメンコ以外にはないのではないかしら。
勿論、バックで歌っている人や演奏している人達も素晴らしいです!
「もっと情熱の炎を燃やせ。」と言わんばかりに踊り手を駆り立て、一層盛り上げます。
その踊りから、彼らでしか表現出来ない民族の”血”を感じました。
これぞフラメンコ! 最後までシビレまくりでした~!!!
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