砂糖〆小屋
最初、この建物を見た時、イタリア・アルベルベッロの和製版「トゥルッリ」?と思いました。可愛いですね、このとんがり屋根。5月初旬に高松市にある「四国村」に初めて行って来ました。四国各地からの古い民家がその当時のまま移築されていて、なんだか懐かしい気持ちにさせられました。民家の他に四国の伝統産業施設もいくつか移築されていて、その中に写真に写っている砂糖〆小屋がありました。砂糖〆とはサトウキビを絞るという意味らしいです。小屋の中には大きな石臼が3個置かれていて、その石臼の間にサトウキビを差し込んで、取り付けられた腕木を牛に引かせて汁を絞っていたのだそうです。牛は一日中重たい石臼を引かされ、同じ所をぐるぐる廻らされたのでしょうね。牛の回転にあわせて建物を円錐形にしたのですって。小屋の可愛い外見とはうらはらに、小屋の中では人間の生活の為にたくさんの牛さんが、死にものぐるいで頑張ったのかなぁって思うと、可愛い和製版「トゥルッリ」も、見学する前と後ではちょっと印象が違って見えました。 by http://www.biganaoitori.com/
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